時の過ぎゆくままに

 今日、戸棚の整理をしておりましたら、とても面白いものが出てまいりました。私が昔、吹き込んだ漫談や落語のカセットテープに紛れて一際怪しいオーラを放ったテープがひとつ。そのケースには、こう書いてありました。
 「灯火・涙色の季節」(デモ・テープ)
なんと私が高校時代に録音したオリジナル・ソングではありませんか。しかもケースの中には御丁寧に本人による解説書まで付いていました。
それでも当時は真剣そのもので、ダビングしてはクラスで配り回ったものでした。そして高校2年のクリスマスの夜、友人とフォークデュオを結成して彼の家の居間で待望のコンサートが開かれました。来たお客は友人の男3人。
そりゃもう私はマジでした。情感込めて歌い上げ、MCでは新曲のコンセプト、想いを淡々と語り、はたまたカバーソングコーナーなんてのもありました。
・・・その間、お客となった3人はどうしていたか。
下を向いて必死で笑いを堪えて、肩をプルプル震わせておりました。
今となっては良い思いです。このテープ、私の出囃子にしようと思います。

話は変わって、お知らせです。今、演芸界で一番スパークしているイカした漫才師といばロケット団ですが、明日、そんなお2人が月に1度開いている独演会に私の師匠、ものまねの鯉川のぼるが出演いたします!ついでにアタイもちょっとお喋りしちゃいます。場所は新宿末広亭。ヨル9時30分の開演でございます。こりゃもう行かなくっちゃ!

本日のスパイシー・ジョーク
森進一「先生、この度はすみませんでした。お詫びの気持ちと言ってはなんですが、どうぞお納め下さい。」
川内「なんだね、これは?」
森「耳毛カッターでございます。」

バイバイ。